ふるさとは遠きにありて思ふものそして悲しくうたふもの
…続きご存知ですか?
室生犀星の有名な詩です。故郷の札幌を離れ京都で浪人していた頃、、同じく浪人をしていたはるはるに「その続きが良いのだよ」と教えられました。
高校卒業当時両親が別居しており、私はふるさとの札幌に居場所が無い状態でした。高3の担任の先生は「逃げることも解決の一手だ」と札幌から離れることを勧めました。それくらい切羽詰まっていたのだと今となっては思いますが、普通言わないよねぇ…進学先決まってないのに地元から離れろって。
旧千歳空港から飛行機に乗る時、はるはるが見送りに来てくれました。ちょいと時間があったので、二人で送迎デッキで『空』を見ていました。多分私も彼女もその『空』は忘れられないと思います。その時私ははるはるに「もう住むためには北海道に戻って来ない!」と宣言しました。18歳ながらに、その時故郷との決別を誓ったんです。もう札幌には戻って来ない…と。
結婚してから、それでも北海道に思いを残していた私を見かねて、旦那が一緒に北海道に移住してくれました。銀行員って磐石の生活を蹴ってまでね。結局上手くいかなかったけど…でも、思い切り出来たので私は満足です。いろはを産んで納得のいく生活が出来たからこそ、今愛知県でも土着した生活を送ることができていると思います。
それからこの詩にはもう一つ思い出があって、母校に教育実習で戻った時この詩が課題でした。
高校1年の時の担任の先生が担当の先生で、そこでも大失敗があったけどあったけど、とても深い思い出になっています。そこで恩師I先生は「○○ちゃん(私のこと)は教師にむいてる!」って言ってくれました。それも自信に繋がっています。
どんなことになってのたれ死んだとしても、札幌…北海道には戻れないって思っています。…だからこそ、望郷の念は強い…北海道に帰りたい…でも、帰れない。堂堂巡りだね。
今は出来ることしか出来ない。
そう思えることが、明日へ続く一歩なのかもね。